このサイトについて

「はじめてのアジア」にお越しくださり、誠にありがとうございます。

 

このサイトは、アジア各国に特化して、はじめてのアジアへの出張や旅行の際に安心して訪れることのできる、王道・定番・鉄板のスポットやレストランなどを紹介するサイトです。

 

タイ、シンガポール、香港といった、アジアでも人気の国・都市に関しては、ディープに掘り下げているサイトは他にいくらでもあります。「はじめてのアジア」は、1つの国や都市の知る人ぞ知るスポットやレストランを紹介するのではなく、もっと浅く広く、その国や都市に行ったことがある方なら訪れたことのある方が多い、王道・定番・鉄板のスポットやレストランをはじめとした魅力を紹介することを目指しています。

 

地域ごとに差異はあるものの、日本全体のパスポート保有率はまだ25%程度にとどまっています。年齢別に見ても、20代で53%、30代で36%、40代で21%、50代では19%と、海外旅行や海外出張がだいぶ広まってきたとは言え、全体的に見ればまだまだ海外に出ている人は少ないと私は感じています。

 

私がはじめてアジアを旅したのは、大学時代に友人と行ったタイ・バンコクです。十数年前のその時代は、バンコクでは、数メートルも歩けば誰かしらに話しかけられ、その全てが私たちを騙して何かしらのトラップにかけようとしているのではないかと感じるような世界でした。数日間のバンコク滞在だけで本当に気疲れして、帰国した時には「もう二度とバンコクなんて行くもんか」と思ったことを覚えていますが、それから数か月もすると、なぜかまた行きたいという気持ちに駆られていました。なぜなんだろう。きっと誰もがガムシャラに生きていて、ダイナミズムがあって、カオスなアジアは、成熟した日本では味わうことのできない「生きている」という感覚を五感のどこかに感じたからなんだと、私自身は思っています。

 

それ以降、学生時代はバックパックに明け暮れました。どこに何泊するかも事前に決めずに、その日宿泊する宿も成り行きで探し、若気の至りで、リスクも顧みずに危ない道も渡っていました。

 

会社員になってからは、幸いにもグローバルの仕事に就くことができたため、仕事柄、年中アジアのどこかに出張しているという渡り鳥のようなライフスタイルを送っていますが、どれだけ行ってもやはり私はアジアが好きだなと感じます。大人になった今、学生時代のように危ない旅はちょっと敬遠するようになってしまったものの、やはり日本で平穏な日々を過ごしているよりも、アジアのカオスの中で、ダイナミックな生活や仕事をしている方が私の性に合っているのだと思います。

 

日本は、世界的に見ても、圧倒的に平和ですし、安全ですし、清潔ですし、生活の快適さで言えば、これ以上は無いと思います。ただ、「失われた10年」と言われながら、もう30年も経とうとしていること、日本の経済は絶対的には落ちていないかも知れませんが、相対的に見るとどんどん落ちていることを、海外に出てみると思い知らされます。日本の会社員の給料は、毎年微々たるベースアップはあるものの、大きな変化はありません。実際、アジアの国々に比べれば、全体的な給与水準・生活水準は今でも高いです。ただ、今では、シンガポールでラーメンを食べようと思ったら3000円はかかります。逆にシンガポールの普通の若者が日本に旅行して、数万円もする有名高級寿司屋に普通に行ったりします。また、一昔前は日本人が「買い物なら香港が安いから」と香港に行っていたのに、今は香港で買い物をするのは至難の業です。逆に、私のフィリピンの友達が、「日本が一番安い」と言って日本に買い物に来るくらいです。日本にずっといると、給料も物価も変わらないので、あまり感じることはないですが、ひとたびアジアに出てみると、毎年5%~10%くらいの成長をしていて、いかに日本が「過去の人」になろうとしているかを身をもって感じることができます。

 

シンガポールにも何人か友人がいますが、国土的にも狭いシンガポールで生まれたシンガポール人は、生まれた時から自国でビジネスをするようには教育されていません。シンガポールはマレー系・中国系・インド系が混在する国で、言葉も様々ですし、市場規模もないので、幼少の時から海外に出て仕事をするように(海外に出なくても、海外と自国と含めてひとつとした中で)教育されてきています。そういった意味では、日本は単一民族で、みな日本語を話し、1つのトレンドに乗れなければ「遅れている」と村八分されるような閉ざされた社会であるということを、アジアに出て外から我が国を見つめてみると認識することができます。

 

2020年以降、日本にはより多くの外国人が訪れてくることになるでしょう。同時に、日本人もどんどん外国に出て行くことを私は望んでいます。どんな国で仕事をしていても、日本人のホスピタリティや仕事にかける情熱や責任感は、どんな価値観の国でも変わらず評価されます。日本という国、そして日本人の良さを改めて認識し、自分の国に誇りを持つためにも、外に出て、自分を見つめることが大事なことだと私は信じています。

 

何十年もかかることなのかも知れませんが、私は個人として、ひとりでも多くの日本人が海外に目を向けて、海外に出てみようと思ってもらえるために、海外の魅力を書いていきたいと思います。それは、海外で働くことでも、出張することでも、旅行をすることでもいいと思います。多様性を知ること、自分の価値観だけが世界の全てではないことを知ることが、日本の魅力を再認識することに繋がるのだと私は信じています。