ネパール・ヒマラヤで、エベレスト街道トレッキングに挑戦!!【3日目③】:ナムチェの街並みとお土産

天空の村ナムチェを歩く

 

 

 

ナムチェは標高3440メートル。山々に囲まれた、いわゆる断崖絶壁とも呼べるような坂を段々畑のように切り開いてつくった村だ。

下から登ってきた私のような登山初心者からすれば、とんでもないところまで来てしまった、と感じる絶景の場所だ。

だが、本格的なエベレスト登山をするような猛者達にとっては、ナムチェは山から下りてきてやっと文明社会に戻ってきたと感じる場所だそうだ。

同じ場所でも、見る人によって感じ方や存在の在り方は異なる。

ここに住んでいる人たちにとっては、こんな秘境でもここが紛れもなく憩いのホームだ。

 

ガイドさんによると、エベレストはナムチェより下、ナムチェより上、と分けて語られ、ナムチェを隔てて上と下とでは世界が異なるらしい。

ナムチェより下で荷物を運んでいるのはゾッキョやラバが多く、ナムチェより下ではヤクは生息していないが、ここから上はヤクが多く生息していると。

また、シェルパ族という高地に暮らす民族も、基本的にはナムチェの上に住んでいるらしい。現在では、エベレスト登山やエベレストトレッキングのガイドやポーターをシェルパと呼ぶ人も多いそうだが、厳密にはシェルパ族という民族はここより上に住んでいる民族だそうだ。

 

 

まず村に入ると、中央に立派なストゥーパ(仏塔)が建てられている。

多くのトレッカーたちが、地元民たちに交じって、ここから見える谷の絶景を眺めながら、思い思いの時間を過ごしている。

 

 

このストゥーパから、階段を登りながら街の中心部に入っていく。

 

 

階段の横には大きなマニ車がいくつも連なって建てられている。

ここに住む人々がいかに信心深いかがうかがえる。

 

ネパールは仏教やヒンドゥー教などの宗教が混在するが、昔から山は神として崇められてきたそうだ。

今回のトレッキングで、私のような登山初心者でも、道中周囲に堂々とそびえ立つ山々のその圧倒的な存在感にはどこか神的なものを感じざるを得なかった。

日本にもある山岳信仰、自然崇拝。

日本の文化ともどこか通じるものがあるように思えてならない。

 

 

階段を登って街の中心部に入ると、そこには外観のイメージからは想像できないくらいの賑やかさがあった。

まずはノースフェイスの店舗。

今回のトレッキングで感じたのは、エベレストトレッキングでは肌感で80%くらいの人がノースフェイスを着ているということだ。

登山ブランド・トレッキングブランドにもいろいろあるが、なぜか皆、ノースフェイスを着ている。

特に地元の人たちがだ。

土産物屋では偽物のノースフェイスが多く売られているそうなので、多くは偽物なのだろうが、それだけここではノースフェイスが大多数を占めている。

 

 

カフェ、バーやレストランはもちろん、ATMまである。

一体こんな高いところまで、誰がどうやって現金を毎日のように安全に運んでいるのか。

 

そして、スーパーや薬局までもある。

今まで通ってきたパクディン、モンジョ、ジョルサレなどの村とはやはり比べ物にならないくらい、ここはいろいろなものが揃っている。

このナムチェという村が、エベレストの中でいかに要所で人が集まる場所であるかがうかがえる。

 

大自然もすごいが、他方で人間の文明や知恵というのもやはりすごい。

都会にいては当たり前のことでも、こんな秘境まで来ると、どうやってこの1つ1つが成り立っているのか興味が湧いてくる。

 

 

 

 

そして、土産物屋は数えきれないほどある。

カラフルで魅力的なお土産がたくさん並んでいる。

 

 

 

 

 

素敵なお土産との出会い

 

 

数えきれないほどある土産物屋の中で、良さそうだなと感じる店に入ってみた。

すると、店主のおばあさんが出てきて、片言の英語でいろいろと説明してくれる。

 

私は鈴が気になり、いろいろな鈴の音色を確かめてみた。

その中で、自分としては一番きれいな音色だなと思えるものを見つけた。

非常に透き通った音で、長く余韻が続く、癒しに効きそうな鈴だ。

 

 

これを手に取って眺めていると、おばあさんがいろいろと説明してくれた。

聞くと、この持ち手の部分は、このおばあさんが手編みで作ったものだという。

その場で手編みの実演もしてくれた。

 

 

このおばあさんが手編みで作ったと聞けば、それはもう私の中で意味が増してくる。

価値ではなく、意味だ。

私は迷わずこれを買うことにした。

 

加えて、シンギングボウル(チベタンボウル)と呼ばれる仏具もいい音色がして、瞑想やヒーリングにぴったりだと思ったので、1つ買うことにした。

 

 

値段は、鈴が860ルピー(約860円)、シンギングボウルが2800ルピー(約2800円)で、合計3660ルピー(約3660円)だ。

ガイドブックなどには、必ず高い値段を言われるので値引き交渉が可能、と書かれていたが、私は値引き交渉するつもりにはなれなかった。私にとっての3600円とこのおばあさんにとっての3600円は意味が違うだろうし、こんな秘境で暮らしているおばあさんが一生懸命手編みで作ったものを、私にとって大した意味も持たない数百円値切ったところで、それこそ私にとっては全く意味がない。むしろ、人生で二度と来られるか分からないこの秘境で、こういう貴重なお土産に出会えたことに感謝した。

 

 

本日の宿

 

 

本日の宿は、「Hotel Snow Land」という、ナムチェの村の中腹あたりに位置するロッジだ。

 

 

 

ロッジの玄関からは、雄大な山、そしてどこまでも底深そうな谷が見渡せる。

 

 

ちょっとカメラをズームさせると、山の雄大さが分かる。

手前の建物がおもちゃみたいに見える。

 

 

カメラを少し調整してジオラマ風に撮ってみると、本当に建物がおもちゃのように見えた。

 

 

部屋はそこそこしっかりした部屋だ。

毛布もあって有り難い。

残念ながら暖房は無いので、今晩も寝袋だ。

 

 

なんと、トイレとシャワーまでついている。

が、シャワーはお湯は出ないとのことなので、諦めた。

 

 

部屋からも大満足の眺望だ。

眼下にはナムチェの街並み、奥には山がそびえ立っている。

 

 

食堂は清潔で居心地がいい。

ネパール感にも溢れていて、いい感じだ。

 

 

18時に夕食をとった。

またどうしてもチキンダルバートをオーダーしてしまった。

そういえば今日の昼もチキンダルバートだったのに。

まあ、美味しいし、ネパールを一番感じられるメニューだから、店ごとに違う味を楽しむのも悪くない。

 

 

食べ終わる頃にはもう辺りは暗くなっていたが、山の向こうだけが明るい。

なんだか神秘的だ。

 

20時、毎晩のことだが、やることもないので、寝袋にくるまってもう寝ようかと悩んだが、

せっかくなので、持ってきたお酒をちょっとだけ飲んでみることにした。

日本酒はちょっと雰囲気的には合わないが、山で飲むお酒はまた美味しかった。

 

 

しかし、このお酒のせいか、少しだけ頭が痛くなってきた。

まずい、高山病の兆しだ。

早く寝よう。

 

明日はシャンボチェに向かう。

 

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