ネパール・ヒマラヤで、エベレスト街道トレッキングに挑戦!!【4日目②】:秘境・クムジュン村

ホテルエベレストビューでエベレスト絶景を見ながらヒマラヤコーヒーで一服した後は、クムジュン村までトレッキングだ。

このクムジュン村は、高地にしか住まないシェルパ族が住む、秘境の村だ。

ホテルエベレストビューから、エベレストシェルパリゾートとは反対側の方向へ向かって山を下っていく。ちょっとした茂みの中を歩いていく感じだ。

横を見ればエベレスト達が堂々とそびえ立っているのがここからも見える。

だんだんと全貌を現してきた秘境の村クムジュン。ここから見ると村全体がミニチュアのおもちゃのように見える。それと比べて背後の山の大きくて圧倒的なこと。目の錯覚かと思えてしまうほど、目の前を歩くガイドと、彼方に見える村のミニチュアと、背後の山の壮観。地球と自然、そして人間との規模の大きな差を感じた。

視線を右にやれば、まだそこにエベレスト達の圧倒的な姿も。手前のストゥーパとの対比も美しい。きっとこのストゥーパから山々を臨んで祈りを捧げていたのだなあ、と想像する。

下に降りてクムジュンの村に入る。やはり背後の山は圧倒的。守護神のように感じる。

山の稜線に建てられた家々たちが、全て同じ色で美しい。

何かの農作業をしている村人たち。子供も手伝っている。ガイドに聞いてみると、ジャガイモだそうだ。クムジュンは美味しいジャガイモが取れるので、ここで採れたジャガイモを人やヤクが近くの村まで運んで売ったりしているそうだ。

「Mt. Everest Bakery Cafe」なんてものもある。非常にひかれるがあまり寄り道をしている余裕はない。

他にもベーカリーショップがあった。ヤクのチーズで作ったクロワッサン!なんとも試してみたい衝動に駆られたが、お腹もすいていないので諦めた。

ハンドクラフトのお店もいろいろとあった。

しばらく歩くと、大きな広場に出た。そこには大きなストゥーパもある。非常に天気がいい日だったため、気持ちがよかったのか、野良犬がゴロンと昼寝をしている。こんなところにも犬がいるんだなあ。

子供がたくさん歩いているなと思っていたら、この広場の先が学校だった。人が住んでいるんだから当たり前と言えば当たり前だが、こんな秘境にも学校があることに驚いた。4000mのこんな秘境でも、人はそれぞれ生活を営んでいる。私にとってここは一生に一度しか訪れない秘境かも知れないが、この子供たちからすれば慣れ親しんだ故郷なんだな。当たり前の事実とはいえ、なんだかしばらく思いに耽った。この世界がいかに広いかということ。自分が生きている世界や自分が持っている常識がいかにほんの一部でしかないということ。

これが反対側から見た学校の校庭だ。後ろには勇ましい守護神。ここで育った子供達と日本の都会の学校で育った子供達とではなかなか話が合わないんだろうな。だからこそ多様性っていうのは面白い。

ここからはまたしばらく登ってホテルに戻ることになる。先を歩くのは、おばあちゃんと小学生くらいの少年。すごく重そうな荷物を背負って、私よりも数倍のスピードで駆け上がっていく。さすが高地慣れしたシェルパ族は違う。あっという間に追い抜かれた。

さらに後ろから来たヤクの一行にもあっという間に追い抜かれた。ガイドによると、ヤクはクムジュンで採れたジャガイモを運んでいるんだという。1頭のヤクで大体60キロの荷物を運ぶという。

後ろを振り返れば、クムジュンの村がまたパノラマに見える。やはりきれいな村だ。

前方には、欧米トレッカー達も苦戦している。この高地でこれだけ急な階段が続けば足が止まってしまう。

そんな階段を、特大の荷物を担ぎながら急ぎ駆け下っていくシェルパ族たち。なんだこれは。壁かパネルか。そうだ、こういう場所では建築部材なんかもこうやって人力で運ぶしか手がないんだ。長い年月かけてあの村が出来上がるのだって、相当な数の人の想像を絶する努力があってこそだ。

しばらく登ると高台に出て、ここで一旦休憩。

ここからはエベレストがこんなにもきれいに見える。

少し休憩を取ったあと、さらに進むと、高台の反対側の斜面に出る。何とも幻想的な風景。

この斜面からは遠くの方に、今まで辿ってきたルクラやパクディンの方向の山々をうかがえる。

近くにはヤクを放牧するファームもある。

遥か彼方に、先程までいた今晩泊まる「エベレストシェルパリゾート」が。一体なんてところに建っているんだ。背後の山を見ていると、飲み込まれてしまうかのような恐怖心さえ感じる。

ここから宿へ帰る途中に通った森の中で、どこからとなく鈴の音色が。どうやらヤクがこのあたりをウロウロしているらしい。この鈴の音が安らぐ。

落ちることはないが、ここから落ちてしまったら大変なことになるだろうな、というくらいの絶景だ。吸い込まれそうな谷底。

明日はこの方向、かすんでいるいくつか先の山の向こうまで歩いて一気に降りることになる。すごいところまで歩いてきたもんだ。自然の雄大さもすごいが、人間の足の一歩一歩もすごい。

そしてやっと宿に到着。

夕方、エベレストシェルパリゾートの庭から見たエベレストの夕焼けに映える姿。時間が経つにつれ、あっという間に色が変わっていく。

反対側の明日帰る方向はすっかり暗い。でも、夕焼けのグラデーションがきれいだ。

エベレストシェルパリゾートでは、日本人トレッカー向けに日本食を出してくれる。昼はワカメうどんだったわけだが、今晩はなんとコロッケ定食。久々の味が嬉しい。

11月末の寒いオフシーズンのため、今晩泊まっているのは私ひとり。寂しいがひとりでご飯。

食事を終えて、外に出てみたら、全面プラネタリウムの星空にびっくり。写真には撮れなかったが、今まで見たことのない星空だった。ナムチェは街灯りがあるので思ったほどきれいな星空が見えなかったが、ここは周り一帯は真っ暗。星しか照らしてくれるものがないけど、その空は明るかった。

寒いので湯たんぽをもらってベッドに入った。

そして、その晩、大変な事件が起きたのである・・・

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Author: admin

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