バリ・ウブドのティルタウンプル寺院の聖水で沐浴

ウブド沐浴

インドネシアのバリ島と言えば、神々が住む島と言われています。ビーチリゾートとしても人気のバリ島ですが、内陸部のウブドへ行けば、なぜ「神々が住む島」と呼ばれるのかを肌で感じることができます。

ウブドは神秘的な森や渓谷に囲まれたエリアで、バリの昔からの文化や風習が未だに色濃く残っているエリアです。近年は観光客の増加に伴って観光地化が進んでいますが、バリ・ヒンドゥー教の宗教観や、レゴンダンスなどの伝統舞踊も見ることができます。

バリ・ヒンドゥー教とは、バリ土着の信仰と、インド仏教やヒンドゥー教などが融合した宗教で、バリの人の90%がこのバリ・ヒンドゥー教徒なんだそうです。

インドネシアと言えば、私はジャカルタに出張に行くことが多かったのですが、ジャカルタと言えばほとんどの人がイスラム教なんですが、ここバリではヒンドゥー教なんですよね。

私が住んでいるインドもヒンドゥー教が大多数なので、インドとバリは通じるものがあるんですね。

ティルタウンプル寺院

ティルタウンプル寺院は、ウブド中心部からは北へ車で30分。前回紹介したテガラランのライステラスからは車で15分の距離です。山道を進んで行った先にあります。

ここが入り口。「Holy Spring=聖なる泉」と英語で書かれています。

「ティルタウンプル」の「ティルタ」は「水」、「ウンプル」は「聖なる」という意味なんだそうです。つまり、ここティルタウンプル寺院は「聖水」を意味する寺院。実際に、敷地内の池には源泉のようなものがあり、地中から自然と湧いてくる水を見ることができます。

聖水が出てくるこのお寺は、昔から沐浴する場所として人々が集まってきました。沐浴とは、体を清めるだけではなく、罪を流し功徳を増すという意味合いがあるそうで、私たち観光客はついつい興味本位でやってしまいますが、信仰深い地元の人たちは本当に真剣に沐浴をしています。

以前、インドのバラナシに行った時も、ガンジス川で本当に真剣に毎朝沐浴をする地元の方たちを見てきました。

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沐浴ってヒンドゥー教だけのものかと勘違いしていましたが、キリスト教では「洗礼」、仏教では「禊」とも宗教的な意味合いでは共通するものがあるんだそうです。私たちが神社に行って、まず「手水舎」で手を洗ったり口をゆすいだりしますよね。あれももともとは似たような意味合いなんだそうです。

敷地内に入ると、こういうお祈りを捧げる場所がいくつもあります。

ここが沐浴の場所。

ここでは肌を露出することはNGで、短パンやミニスカートなどは禁じられています。でも、入り口でパレオという布を貸してもらえるので、それを下半身に巻けば入ることができます。

数年前に来た時よりも、圧倒的に海外からの観光客が増えているように感じました。地元の信心深い人達と、観光客とが半々くらいといった感じです。

ウブド沐浴

ここの水が、ただの水ではなく聖水と呼ばれてきた所以はこの壁の裏側にあるようです。

壁の裏側には、このような池があります。

この池の一部が、源泉になっていて、地中から水が湧き出てきています。

ティルタウンプル寺院の聖水は「万病に効く聖水」と言われ、多くの信者がここで沐浴をしますが、この聖水の正体は地中から湧き出る天然の成分が多く含まれる水だったのですね。

いわば温泉のようなもので、温泉も様々な泉質があり、泉質によって様々な効能があるように、おそらくこのティルタウンプル寺院に湧き出る水が含む成分も、実際何らかの物理的効能があるんだと思われます。

やっぱり地球の力、自然の力っていうのはすごいですね。

しかも、新月や満月の日にここで沐浴をすると効果が上がると言われているんですから、人体っていうのも本当に不思議です。私はこういうの信じる派です。

皆さんもバリ・ウブドにいらっしゃったら、ここティルタウンプル寺院で沐浴をしてみてください。沐浴をしなくても見学だけでもできます。

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