
インド人の同僚達にすごい勢いで薦められて、「Burma Burma」というレストランに行ってきましたので、レポートします。
「Burma」というのは日本語では「ビルマ」、つまりミャンマー料理なわけなのですが、「なぜインドでわざわざミャンマー料理を?」とあなどるなかれ、私にすごい勢いで薦めてきたインド人同僚達もここをミャンマー料理だと捉えているのではなく、このレストランは「とんでもなく美味しいベジタリアン料理を出す店」という捉え方をされているみたいです。
以前の記事でも何度か書いていますが、インドは「ベジタリアン」と「ノン・ベジタリアン」に分かれます。略して「ベジ」と「ノンベジ」です。インド人と食事に行けば「自分はノンベジだけど、あの人はベジだよ」みたいに、人によって嗜好が大きく2つに分かれています。飛行機の機内食で、日本だったら「肉か魚か」みたいな選択肢だと思いますが、インドの国内線では「ベジかノンベジか」の選択になります。
「Burma Burma」を私にすごい勢いで薦めてきた同僚は、ベジタリアンだけではありません。ノン・ベジタリアンで、インドでご法度の牛肉ですらも「実は食べちゃってる」というくらい肉が大好きな同僚ですら、「Burma Burmaは絶対行くべきだ、ノンベジよりも美味しいベジが食べられる」と薦めてくるわけです。
これは行かないわけにはいかない。私はそんな衝動に駆られました。
インドで一番都会なCyber Hub(サイバーハブ)
Burma Burmaはデリー・グルガオンに何店舗かありますが、今回私がインド人同僚と訪れたのはCyber Hub(サイバーハブ)の店舗です。
ここサイバーハブは、以前の記事でも紹介したように、インドで一番都会な街グルガオンの中でもひときわ都会なエリアと言われる場所です。有名企業のオフィスが立ち並び、ランチタイムやディナータイムはおしゃれなインド人若者が多く見られます。
関連記事:

そんなサイバーハブの一角に、この超人気レストラン「Burma Burma」はあります。
私が訪れたのは平日のランチタイム。まだオフィスのビジネスマンたちが下りてくるよりもちょっと前の時間帯だったので、余裕で入れると思っていました。
店の前まで来ても、誰も並んでいない!よし、すぐに入れそうだ、ラッキー、と思って店に入った瞬間、「40分待ち」です、と・・・。
見ると店内は満席。
ウェイティングリストに名前を書いている人もいて、ここには並んでいませんが、自分の席が用意できたら携帯に電話をもらうようになっているそうです。
ガーン・・・、でもせっかく来たので、40分くらい待ちますよ、もちろん。
ということで、近くのチャイ屋さんで暇をつぶして、お店からの電話を待つことに。
さすが、超人気店です!
おしゃれな店内と、豊富なベジタリアンメニュー!


45分くらい待って、やっとお店に入れました。
中に入ると、すごいおしゃれ!
そりゃインドの若者に人気の店ですからね。

メニューもなんだかおしゃれ。
では、メニューの各ページ、写真におさめてきましたので、どうぞ。

まずは、スープ。


そして、サラダ。


前菜も豊富です。

これはパンなど。
豆腐とか天ぷらとか、日本人の見慣れた言葉も出てきます。

麺類もたくさんあります。


ご飯ものもたくさんあります。

カレーも。

そして炒め物。
こんな感じで、メニューはすごく豊富です。
これ全部、ベジタリアン料理なんです、すごいですね。
これが、いまインド人若者がひーひー言うくらい人気のベジタリアン料理

とにかく、私はベジタリアン料理のことも、ミャンマー料理のことも全然知識がないので、すべて同僚に任せることに。

まず最初は、サモサのスープ!
ミャンマー料理とは言いながら、やはりインド発だけあって、インドっぽいメニューですね笑
なんと、あのサモサが野菜スープの中に入っているという。

確かに、入ってます、サモサ!
普通だったら、サクサクのサモサが、スープに浸かってしっとりしています。
新しい!!
新しいだけじゃなく、確かに美味しいです!
そして、このスープ、野菜スープかと思ったら、ひよこ豆まで入っています。ひよこ豆と言えば、インド人が毎日食べるとも言われているひよこ豆カレー。彼らにとってひよこ豆はかなりの国民食です。サモサだけでなく、そんなひよこ豆までこのスープには入っているんだから、それはインド人的にはたまらないですよね。
関連記事:【パルおばさんのインド料理教室】ひよこ豆カレーの作り方

これは「ファラフェル」
ファラフェルというのは、これまたひよこ豆で作ったコロッケのことです。ひよこ豆を潰して、油で揚げてコロッケのようにしたものだそうです。
いや、これほんとにすごく美味しいです!

そして、メインの「カウスエ(Khow Suey)」!!
カウスエとは、ミャンマー料理を代表するラーメンのような料理で、スープにココナッツミルクを使用していて、ほのかに甘く、カレーの味もします。
以前、One Horizon Center(サイバーハブと並ぶくらい都会なエリア)のおしゃれなカフェレストランでインド人同僚が食べていた、あれです!思い出した!
関連記事:インド・グルガオン「One Horizon Center」のオシャレカフェレストラン「Town Hall(タウンホール)」

パット見、ラーメンのようには見えないかも知れませんが、中にはこうやって麺がしっかり入ってます。
シンガポールのラクサの味にも近いですね。

こんな調味料をたくさん入れて食べます。
いや、ほんとに美味しいです。ラクサは食べたことあったけど、カウスエはちゃんと食べたことなかったので、ほんとになぜインド人がこれにハマるのか分かりました。

これは、同僚がオーダーした、チョウメン。
インド中華ですね!
関連記事:いま話題の「インド中華」とは?
いやー、正直ミャンマー料理なんて食べたことなかったし、それほど興味もなかったんですが、インド人がこれほどハマるのもうなずける美味しさでした。
この「Burma Burma」、いまインド人若者の間でほんとに大人気らしくて、なかなか入れないみたいなので、是非時間に余裕を持って訪れてみてください!