
カーダという飲み物をご存知でしょうか?
私は知りませんでした。
毎年11月~2月くらいにかけて、インド・デリーでは大変な空気汚染が発生します。ひどい日は、PM2.5の数値が1000を超える日もあり、真っ白でハザードランプを点灯させながら車を走らせないと危ないような日もあります。
関連記事:デリーの空気汚染とPM2.5の数値は?オススメの旅行時期は?
そんな空気汚染の影響で、冬の間はすごく咳が出ます。普通に生活しているだけでも咳が止まらない方もいらっしゃいます。半日くらい外にいると、マスクをしていても鼻の中が真っ黒になってきます。
特に、今は新型コロナウイルスのこともあって、咳には敏感な時期だけに、なるべく咳が出ないように喉の対策をしておきたいものです。
私が咳をしていたので、パルおばさんが「カーダ」という飲み物を作ってくれました。
カーダとは、喉や咳の症状に効く飲み物だそうで、インドの家庭では家族の喉の調子が悪い時などはいつも作って飲ませる飲み物だそうです。
さすが、アーユルヴェーダのインド。家庭の何気ない食べ物や飲み物にも、そういった症状に効き目のあるとされるレシピがあるんですねー。
非常に簡単なので、喉や咳が心配な方は、是非試してみていただければと思います。正直、「美味しい!」という類のものではありませんが、実際私はすごく効き目があり、これを飲むようになってからかなり咳がおさまりました。
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カーダの作り方
1. 材料の準備
- 水:2カップ程度
- 生姜:お好みの量(多めの方が効きます)
- テージパッタ
- シナモンスティック
- カルダモン
- クミンシード
- クローブ
- 紅茶の茶葉
- 砂糖・塩・胡椒
- ターメリック

今回は生姜をすりおろして使いましたが、一般的には潰して使うことの方が多いそうです。

ハーブ類は、テージパッタ、シナモンスティック、カルダモン、クミンシード、クローブを用意します。
スパイスは、ターメリックだけ使います。ターメリックはカレーの素と思ってらっしゃる方もいるかも知れませんが、そういうわけでもなくて、非常に体に良い、何にでも効くスパイスなんです。日本でもウコンとして知られていますが、大体何に入れても体にいいです。
お手元にない方は、下記よりどうぞ。
テージパッタ
シナモンスティック
カルダモン
クミンシード
クローブ
ターメリック
2. 煮込む

鍋にお湯(2カップ程度)を沸かして、上記のハーブ類と、生姜を加えて、煮込んでいきます。

砂糖を1サジ入れます。

塩を半サジ入れます。

紅茶の茶葉を少し入れます。
今回はアッサムを使いましたが、お好みの他の茶葉でも大丈夫です。

胡椒をふります。
パルおばさんはけっこう多めに胡椒をふっていました。
胡椒の代わりに、ブラックペッパーシードがあるなら、それを加えてもOKだそうです。

ターメリックを加えます。少々~半サジくらいです。

そして、蓋をして、30分程度沸騰させます。
今回は2カップくらいのお湯を使っていますが、これが1.5カップくらいの量に減るまで沸騰させ続けます。

火加減を調整しながら、こんな感じで沸騰させ続けて、ハーブやスパイスのエキスを引き出していきます。

たまにかき混ぜながら。

30分くらい煮込んで、水分の量がだいぶ減ってきたら、完成です。
3. こし器などを使ってドリンクだけ取り出す

上の写真のように、こし器などを使って、ドリンクだけを取り出します。
ハーブやスパイスのエキスがたっぷりしみ込んだドリンクです。

保温できる水筒などに入れておいて、咳が出始めた時に都度飲むといいです。

これで、カーダの出来上がりです!
喉の調子や、咳の症状がよくなりますので、みなさんも是非お試しください!
動画の中では、カーダ以外にもいろいろなインドの体にいいドリンクの話をパルおばさんがしてくれています。是非ご覧ください。